にしです。
プレッシャーに強い人と弱い人がいます。プレッシャーに弱いといざというときにミスしたり思った以上のチカラを出せなかったりします。
結果だけでなく体調にも影響が出たり、胃が痛んだり、おなかが緩くなったりする人もいるでしょう。
対して逆にそれを力にして、プレッシャーで自分を追い込むことで力を引き出したり出来る人もいます。
他に書かれている情報では「克服する方法」と色々書いている記事が散見されますが、正直、そういった記事を見て改善されたんでしょうか?
挑戦的な発言ですが、パソコンのように更新ファイルをダウンロードして問題を解決できるほど人間は単純ではありません。
なので「克服する方法」「強くなる方法」というのは他に譲るとして、僕は「プレッシャーに弱い」という事をプラスとして、少なくともマイナスと考えないで解説しようと思います。
目次
プレッシャーに弱い、強いかは人それぞれ

結論から言うと、プレッシャーに関しては克服する、というよりかは完全に人それぞれだと思います。
プレッシャーの元を「期日」と考えてみます。要は何かの締め切りや、プロジェクトや試験の日にちが迫った時どうとらえるか?
強い人は、尻に火が付いたように動き出します。「切羽詰まったら動く」タイプと言えるかもしません。
あとは「とにかく成功させなければ」という思いだけで突っ走るように動くタイプでしょう。
逆に弱いタイプ。「切羽詰まる」「突っ走る」という事では動けません。逆に追い込まれている状態が嫌だから苦痛になり失速するタイプと言えますね。
もう1つ、プレッシャーの元を「期待」と考えてみましょう。
プレッシャーに強いタイプは「期待」を「自分を見てくれている」「チャンス」と感じてより良い状態になるよう動きが加速します。
プレッシャーに弱いと「上手くいかなかったらどうしよう…」「何かを企んでるのか…?」なんて思うかもしれません。
プレッシャーという言葉は「外からの精神的圧力」を意味していますが、この精神的圧力に対してどう対処するかですね。
僕は典型的にプレッシャーに弱いタイプです。あまりポジティブにとらえられないタイプで、変な期待や期日はつけずに気楽にやらせてほしいって思います。
それに仕事だと、もちろん人によりけりですが「あいつ何か企んでるのか…!」と変に勘繰ります。要は自意識過剰なんですよ(笑)
僕の経験も踏まえて、プレッシャーに弱い人の特徴を解説したいと思います。
プレッシャーに弱い人の特徴① 深く物事を考えられる

先ほどの「期待」をかけられた場合で考えてみます。
「強い」人は、その言葉の通り受け取るなどで悪く言えば「単純」です。でもその単純ゆえに余計な物事には手を触れずに突っ走れる。
「弱い」人は、言葉をかけられても1度足を止めて考えてしまう所があります。そう考えることで勢いがなくなり、逆にプレッシャーを抱え込んでしまう結果になります。
勢いがないからといって問題ではありません。突っ走って、その先が落とし穴かもしれません。今の時代、それはないでしょうが、原始時代や大昔、その勢いは時として命取りだったでしょう。
「オレはマンモス狩るぜ!!」って言ってる人が逆に狩られたり、「特攻だー!!」って言って、たやすく敵の罠にはまったり。
勢いが良いのは時として全滅の危機に瀕する事態になっていたかもしれません。
僕ら子孫は、
「あんなマンモス狩るとか言ってるけど、あんなボスクラスのマンモスなんて無理だよ」
「敵の罠があるかもしれない!特攻するふりして遅めに進軍しよう…」
なんて思って生き残った人たちの子孫です。
「よく考えて良かった!!」って思った人たちの子孫です。そういった遺伝子が刻まれているとしたら、プレッシャーに弱いあなたは自分のせいではありません。
特徴がネガティブに出ているなら遺伝子のせいかもしれません。
プレッシャーに弱い人の特徴①に対しての対策
そして思慮深さはリスクを回避し、今まであなたの危機を救っていたかもしれません。それが「プレッシャー」というカテゴリーで考えると悪く出ているくらいのものです。
あまり悪く考えず、たまたま悪い部分が出ているだけと割り切りましょう。
ただ、プレッシャーに強い人は「素直」といえます。自分の解釈のフィルターを通さずそのまま受け取っています。じゃあどうすればいいか?
それは「素直になる人を選ぶ」ことです。素直になる人と、「ちょっと待てよ」と考える人。ここを分けると少しでもスムーズにいくと思います。
ここが出来れば、プレッシャーを力にしつつ、冷静な判断が入るので結果を出すことにつながると思います。
僕の場合も、「なんであの人こういうふうに言ったんだろう?」みたいな事を思って、行動できない時がありました。ある程度は良いかもしれませんが、自分のフィルターを通している分タイムロスしています。
今でもそう思うときはありますが、先ほども書いたように話を聞く人に対しては自分のフィルターは入れずに行動するようにしています。逆に聞く必要のない人に対しては話は聞くけどまる無視したりしています。
そのえり分けを行うだけでも行動に関してはだいぶ楽になりますよ。
プレッシャーに弱い人の特徴② 真面目

プレッシャーに弱い人は物事を真面目にとらえるところがあると思います。人の話を真正面に受け取るため、色々な話に振り回されやすい。
そして物事を深く考えるので、それが深みにはまりやすい。たいていの場合、考えれば考えるほどネガティブになるので悪く考えがちになります。
それに考えを頭の中で考え、イメージでとらえるので、つかみどころのないイメージがさらに不安をかき立てます。
ここまでくると常に不安が付きまとうので、実際やるってなると行動できなかったりします。
ただ、物事を深く考えられるというのはとても大切ですし、何か重要な事に関して考える能力はなくてはなりません。これも付き合い方の問題で、ネガティブな事ではありません。
先ほども書いた、遺伝子レベルの話だと思えれば少し楽になるかもしれません。
プレッシャーに弱い人の特徴②に対しての対策
ズバリ「紙に書く」事だと思います。
何に対して不安があるか、どうしようと思っているかなど頭の中を整理するために書くことは必要です。
人によってはパソコンの文書作成ソフトで書いた方が良いという人もいるでしょう。ちなみに僕の場合はノートに書きこんでいます。アナログかもしれませんが、やっていてしっくりきます。
パソコンだと、自由に矢印を付けたり、図にしたりするのが難しいので、変にこだわろうとして作業どころではなくなることもあります。
もしかすると僕だけかもしれませんが、余程その文書作成ソフトを使いこなせない限りはあまりオススメしません。
想像の世界だと、不安が増大しやすいので、頭で整理できなくなったら書く、これに尽きます。書いてみたら
「なんでこんな事で悩んでたんだ」
「思っていた以上に問題点が少ない」
「これからやる事がシンプルになった」
など色々な効果があります。実際やってみてください。
他には人に話すというのも方法かもしれませんが、話してすっきりしてしまうだけの事もあります。根本解決になっていないケースもあるのでオススメはしません。
例えば愚痴ったりすればスッキリしますが、何も解決してませんからね。少なくとも話すなら必ずメモは取りましょう。
プレッシャーに弱い人の特徴③ 伸びしろがある

思慮深く、まじめ。特徴してあげられるがゆえにあるのは「経験不足」です。
二の足を踏んで何かをするのも躊躇(ちゅうちょ)する。言われたとおりに突き進む人と比べたら経験・作業量が劣るのは否めないでしょう。
全ての事が上手くいくなんて有り得ません。どの人もむしろ大半は失敗で構成されています。
ですが、その失敗を生かして、次に成功させようとチャレンジしていく中で経験値が増え、その中から余裕と自信が生まれます。
それが良い結果を引き寄せて、成功の切符を手にする…。世の成功者はこういった形で成功しています。成功者は「誰よりも多くの失敗をした」からこそ成功を手にしたのだと思います。
それがプレッシャーに打ち勝つことになる、というかプレッシャーだと感じなくなる、という事です。
あなたの仕事で考えてみてください。新人がかなり苦労している作業。あなたにとって楽勝な作業も、新人にとっては大変な作業です。
そしてこの作業でテストをするといわれたらどうでしょう。あなたは余裕でプレッシャーなんて感じないでしょうが、新人は「上手くできるだろうか…」と緊張するはずです。
これは建研不足からくるもので、ここをクリアにするだけでもかなりプレッシャーに打ち勝てると思います。
プレッシャーに弱い人の特徴③対策→失敗してもOKと考える
「経験不足」という事は、やった事がない、まだ知らない世界をたくさん持っているということです。
未経験が多い、という事はチャレンジ出来て、その中で自分がやりたいことなどが見つかる可能性が大きいという事です。
紙に書きながら、これからの自分の行動を考える。自分の行う行動の中にチャレンジできると考えてみてはどうでしょうか。
そして「失敗してもOK」くらいの気持ちで行動したらいいと思います。
さらに、初めての事ややったことのない事は失敗して当たり前です。なんでも成功のスーパーマンなんて存在しないし、それは漫画だけの世界です。
失敗したっていいし、むしろその失敗が人を成長させてくれるので、その場では思えなくても継続してやっていれば、その失敗が「ありがとう」と思える日が来ます。
まとめ:プレッシャーに弱い事をメリットと思えなかったらどうするか
プレッシャーに弱い人の良い所を3つあげました。
- 深く物事を考えられる
- 真面目
- 伸びしろがある
共通して言えるのが、
- 考えすぎ
- 行動不足
- 自己判断が多い
といったところでしょうか。
長所と短所は紙一重なので、ダメだとは思いません。この性格が良い方に出るか悪い方に出るか、それだけです。
例えば「考えすぎ」というのも、周りが考えなく突き進むような人たちが多い場合は良いブレーキ役となります。
そしてリスクマネジメントをする場合は、そういった人はリスク感知力が高いと言えるでしょう。
だから必ずしも悪いという事はなく、変に克服しようとしたり、単純に「~のように考える」とか「前向きに、ポジティブに」という考え方はどうかと僕は思います。
自分の性格を把握して、自分のいる関係性の中で自分の性格は役に立っているか、プラスに動いているかを分析する事が1番大切です。
もしマイナスに動いていて、何とかしたいと思うなら、文中で上げたような特徴を思い出して対策をする、それだけだと思います。
最初は難しいかもしれませんが、これは慣れの部分もあります。10のうち1からでも良いのでチャレンジしてみましょう。
きっと気持ち的に変わるはずです。